塾での毎日の学習は、応用問題に時間をかけていることが重要です

塾での授業では、教わったこと、学んだことを「忘れないようにする」「必要な情報を保つ」ためにはどうしたらよいのか、考える必要があります。

 

小学生の場合は、毎日の学習の分量・時間・労力が全く同じであっても結果の個人差が大きく、塾に行っていても成績が伸びないのは子供に能力がないのでは、と心配になりがちです。

 

しかし子供の能力を心配する前に、子供が勉強した内容をちゃんと記憶しているかどうかを確かめる必要があります。

 

自転車の乗り方・将棋や箸の持ち方などのように、行動をパターン化することで得られる記憶を「方法記憶」といい、脳に忘れにくい記憶となって残ります。

 

また、単純に反復して覚えた記憶を「知識記憶」といい、悩んだり必死に考えたりして得られる記憶を「経験記憶」といいます。(知識記憶は丸暗記ともいいます。)

 

私達人間の特性は、「知識記憶」に比べて「経験記憶」は忘れにくくなっています。しかしたとえ「知識記憶」であっても、意味や概念の関連事項をまとめてほかの知識に組み込むと、これは「経験記憶」となって脳に残ります。

 

子供の毎日の学習にあたり、これら3つの記憶方法を役立てることができます。

 

まず無意味な素材が対象の場合、単語帳やマーカーなどで「知識記憶」として丸暗記します。語呂合わせでイメージ化や意味づけをしたり、分類表にまとめたりすれば、「経験記憶」となってより上手く記憶できるようになります。

 

次に「算数問題」は、「式を立てる」「式を解く」という2つの作業があります。「式を解く」というのは機械的作業になり、「方法記憶」といえます。それに対して「式を立てる」というのは、条件を組み合わせることで結論を導く「経験記憶」の作業になります。

 

基本問題は「方法記憶」なのでパターン化でき、しっかり意味を理解することで解決のコツをつかめば、上手く記憶することができます。

 

このようにして毎日の学習では、できるだけ基本問題にかける時間を短くし、応用問題に時間をかけるような塾を選ばなくてはなりません。基本問題ばかり解いてやったつもりになっていては、本番の受験には強くなれないからです。

 

基本問題は簡単に終えてすぐに応用問題に取り組み、自分の頭で時間をかけて考え、悩み、どんどん経験記憶を蓄積していくことが合格の近道になるのです。

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